主要なクレジットカードのショッピング枠の現金化手段である、現金化業者とamazonギフト券の買取業者を比較しました。
安全性や換金率、入金時間、違法性などの各項目で2つの方法の優劣を比べています。
クレカ現金化業者とamazonギフト券買取のどちらにしようか迷っているなら、参考にしてもらえればと思います。
目次
運営体制の信頼性と安全性を比較
クレジットカードの現金化業者でもamazonギフト券の買取業者でも、信頼できる業者であることが最重要です。
業者の信頼性を検討するには、公式サイトにある会社概要や運営者情報のページを確認します。
- 所在地の住所
- 運営者名
- 営業許可の有無
現金化業者と買取業者の会社概要を比較すると、amazonギフト券の買取業者のほうが安心して利用できると分かります。
所在地の住所の正確性
クレジットカードの現金化業者とamazonギフト券の買取業者の所在地の住所を比較しました。
ほぼ100%の現金化業者が、住所を正確に案内していません。一般的に住所は、「都道府県名-市町村名-丁目-番地-号」で構成されています。
ですが現金化業者は、「全く住所を表記しない」「市町村名までしか掲載しない」「実在しない住所を掲載している」のどれかです。Googleマップなどで調べても、実在しないので分かりません。
たしかにweb上の申込みで手続きが完了するので、住所が不要ともいえます。私たち利用者は、申込時に身分証などの個人情報を提出します。ですが、正確な情報を掲載していない業者に渡すのは不安です。
優良な買取業者は、実在する正確な住所を掲載しています。後述しますが、amazonギフト券の買取を事業として行うには、営業許可が必要です。実態のある業者でないと、許可を取れません。
運営者の名前
クレジットカードの現金化業者とamazonギフト券の買取業者の運営者名を比較しました。
ほぼ100%の現金化業者が、運営者名に担当者か代表者の人名しか表記していません。個人で運営しているのか、法人企業が運営しているのか不明です。運営者の人名が本名なのか、偽名なのかも判断できません。
優良な買取業者は、法人企業が運営しています。買取業者の公式サイトには、しっかりと企業名が掲載されています。企業名なら、実在しているのかを法務局の発行する登記簿謄本で確認できます。
古物営業許可など認可の有無
クレジットカードの現金化業者とamazonギフト券の買取業者の最も大きな安全性の違いは、営業許可の有無です。
クレジットカードの現金化業者は、営業するのに資格が不要です。免許や許可を得なくても、現金化事業を運営できます。貸金業ではないのか、という意見もあります。ですが現在はグレーになっています。すべての現金化業者は、どこに届け出るでもなく営業しています。
amazonギフト券の優良な買取業者は異なります。優良な買取業者は、古物営業許可を取得しています。商品券の売買を事業として行うには、営業許可が必要です。事業所のある都道府県の公安委員会(警察が窓口)に申請することで取得できます。
営業許可を取得すると、事業所ごとに個別の許可番号が発行されます。買取業者の会社概要には、「東京公安委員会 第123456789012号」のような番号が掲載されています。許可を受けた事業者は、古物商法という法律を遵守して買取業務を行っています。
無資格の現金化業者に対して、公共機関である公安委員会から営業許可を取得している買取業者のほうが信頼感は高いです。
換金率を比較
クレジットカードの現金化業者もamazonギフト券の買取業者も安全に現金化できることが最重要です。ですが換金率が低ければ、利用しようと思えません。
現金化業者と買取業者の換金率を比較しました。結論としては、amazonギフト券の買取業者のほうが高く現金化できる傾向にあります。
業者側にかかる手続き上の費用の違い
換金率は、業者側で現金化に必要な費用を考えると分かりやすいです。クレジットカードの現金化業者とamazonギフト券の買取業者は、業種が異なります。
現金化業者は費用が多い傾向にある
現金化業者だと、利用者が指定の商品をクレジットカードで購入します。商品は様々ですが、CDやDVD、パワーストーンなどの価値の低いものです。購入した代金の一部がキャッシュバックとして戻ってきます。キャッシュバックが、現金化されたお金になります。購入金額に対してキャッシュバックの金額が多ければ、換金率(還元率)が高いといえます。
ただし販売してキャッシュバックをする形式上、諸費用が発生します。クレジットカード会社に払う決済手数料、商品の消費税、キャッシュバックの振込手数料、商品の送料などです。決済手数料と消費税だけで10%を超えてしまいます。
普通に営業していたら、現金化業者が90%の換金率を超えることは不可能です。
買取業業者は買取のみで費用負担が少ない
買取業者は、顧客からamazonギフト券を買い取っています。買取が成立すると、顧客の口座へ換金額が振り込まれます。買い取ったamazonギフト券は、自社で消費したり転売したりしています。
現金化業者と違い、一度の買取に対して必要な費用が少額で済みます。振込手数料くらいです。買取業務のみなので、決済手数料や消費税、送料などは不要です。
取引に経費が少ないので、買取業者は約90%の換金率でamazonギフト券を現金化できます。
現金化業者の換金率は最大表記なので分かりにくい
現金化に必要な費用の違いにより、換金率が低くなりがちなクレカの現金化業者ですが、業者の公式サイトを確認すると様子が異なります。
現金化業者では、「換金率99%」「還元率98%」などの超高条件が案内されています。ですが注意してください。公式サイトの通りの高い換金率で現金化できる現金化業者はありません。掲載されている換金率は、最大時の利率です。実際の換金率は異なります。正確な換金率は、事前に問い合わせないと分かりません。
優良な買取業者は違います。案内される買取率は、常に更新されています。買取業者に問い合わせなくても、いくらで換金できるのかが一目瞭然になっています。
現金化までの手間と比較
クレジットカードの現金化業者とamazonギフト券の買取業者の換金までの手続きの手間を比較しました。
現金化業者の流れ | 買取業者の流れ |
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現金化業者の場合、一箇所で現金化が完結します。ただし購入の手間と商品を受け取る手間があります。
買取業者の場合、amazonギフト券を購入する手間があります。ですが買取業者への申込みが完了すれば、入金を待つだけです。
大抵の人にとっては、受け取りの手間のある現金化業者のほうが、面倒だと感じるのではないでしょうか。
業者に開示する個人情報を比較
クレジットカードの現金化業者とamazonギフト券の買取業者の申込時に提出する個人情報を比較しました。
- ・現金化業者と買取業者で共通
- 身分証(運転免許証、健康保険証、マイナンバーカードなど)と銀行口座の番号
- ・現金化業者のみ
- クレジットカードの番号とセキュリティコード
- ・買取業者のみ
- amazonギフト券のコード番号
どちらも本人確認が必須です
現金化業者と買取業者の両方とも、初回の利用時に本人確認が必須です。申込時に身分証の画像を業者へ送ります。
現金化業者は、本人名義のクレジットカードの現金化しか行いません。他人名義のクレカを現金化すると、犯罪に巻き込まれる可能性があるためです。
買取業者は、買取時に身分証の提示を求めることが法律で定められています。身分証を確認することで、盗品や不正品を買い取ってしまうリスクが減ります。
現金化業者はクレカ、買取業者はアマギフの情報を提示
現金化業者は商品の購入でカード決済をするため、クレジットカードの情報が必要になります。申込時にクレジットカードの表と裏の両面を撮影して送信します。
買取業者には、換金を申し込むamazonギフト券の情報を送る必要があります。申込時にアマギフのコード番号と額面金額を送信します。
どちらも優良な業者なら、不正に取り扱われる心配はありません。ですが、優良業者でも運営者の身元が不明確な現金化業者にクレジットカードの情報を送るのには、抵抗があります。
万が一、カードが不正利用されてしまっても、カード会社へ現金化のためにカード情報を教えたと言いにくいですしね。
現金の入金までの時間
クレジットカードの現金化業者とamazonギフト券の入金までのスピードを比較しました。
結論から言うと、現金化までのスピードに大きな違いはありません。振り込みまでの時間は、業者の忙しさによって変わります。
ほとんどの現金化業者と買取業者では、最短5分などと公式サイトに案内しています。ですがあくまで最短の時間です。実際の時間が異なります。正確な時間は、直接問い合わせないと分かりません。
ただし一部の優良な買取業者は、公式サイトに振り込みまでの詳細な時間をリアルタイムで案内しています。そういった買取業者なら、問い合わせなくても詳細な時間を確認できます。
ただし、問い合わせにもメリットはあります。電話なら声を聞ける安心感もありますし、交渉次第では優先的に現金化してもらえることもあります。
カード会社にバレるリスク
現金化業者を利用するメリットとして、従来の換金率の高く転売しやすい商品より、現金化がバレにくいという利点があるとされています。
カード会社は、個人の利用履歴から現金化しているのかどうかを判断しています。なんの脈絡もなく、突然に換金率の高い商品を購入した場合や同じ商品を毎月の決まった時期に購入しているとリスクが高まります。
新幹線の回数券など、金券ショップで高額買取している金券は、危険性の高い商品として有名です。個人で毎月数万円の回数券を買っていたら、だれでも不自然に感じますよね。個人の利用を超えた用途(現金化)を疑われてしまいます。
カード会社への発覚にリスクを下げるなら、疑われない換金率の高い商品を購入するかキャッシング方式を採用している現金化業者へ申し込みましょう。現金化業者は、カード会社に現金化がバレにくい決済処理をしてくれます。
カード会社へ疑われにくく換金率の高い商品としては、amazonギフト券が最有力になります。amazonギフト券をamazonで購入しても、カード会社の明細には商品名が載らない傾向にあります。amazonでのショッピングにクレジットカードを利用するのは、自然な行為です。
カード会社へバレるリスクに関しては、現金化業者と買取業者のどちらも低いといえそうです。ですが、どちらも確実ではありません。現金化する場合には、一度にショッピング枠のギリギリまで使用しないなどの工夫をすると、リスクが下がります。
クレジットカードの現金化で捕まる?違法なの?
クレジットカードの現金化にはメリットもありますが、デメリットも存在します。最も気になるのは、違法性だと思います。軽い気持ちで現金化して、警察に捕まりたくないですからね。
結論から言うと、違法ではありません。ですが現金化業者は、グレーゾーンだと考えられています。
カードの現金化業者と貸金の金融取引として考えると、利率の高さが問題になります。ですが現金化業者を利用した場合、指定の商品をクレジットカードで買ってもらうだけなので、商取引とも考えられます。
貸金業か商取引なのかは、物は言いような部分もあります。今後は違法になる可能性が、ゼロではありません。ですがクレジットカードの現金化という行為ではなく、現金化業者だけが違法になると推察されます。
これまで、悪質な現金化を行っている業者が逮捕されたことはあります。ですが現時点までに、クレカの現金化業者の利用者が逮捕された事例はありません。違法性や逮捕といった部分について、現金化業者の利用者が気にする必要はありません。
amazonギフト券の買取業者は、違法ではありません。古物の営業許可を取得した、正式な事業者が営業しています。買取業者でamazonギフト券を現金化しても法律違反ではありません。
クレジットカードの現金化業者を利用しても、amazonギフト券の買取業者を利用しても違法ではありません。
悪質な詐欺業者の危険性は無視できない
運営体制においてクレカの現金化業者より、amazonギフト券の買取業者のほうが安心できます。
ですが注意点もあります。悪質な業者は、現金化業者と買取業者のどちらにも存在しています。
誤って悪徳な現金化業者や買取業者へ申し込んでしまうと、利用者は大幅な損害を被ってしまいます。
- 商品を買わせるだけで、キャッシュバックしない。
- 記載の手数料より著しく高額な手数料を請求された。
- 公式サイトで案内されている換金率より大幅に低い金額が振り込まれた。
- 顧客情報が漏れてしまって、知らない電話番号からの着信が増えた。
悪質な現金化業者を使うと、上記のようなトラブルが発生する危険性もあります。Yahoo!知恵袋などでも同様の被害にあった人の相談の書き込みを見ることができます。
万が一、トラブルが起きたら、「国民生活センター(国民消費者センター)」へ相談してください。的確なアドバイスと解決まで手助けしてもらえます。
安全な業者の見分け方
以前より少なくなっていますが、クレジットカードの現金化業者とamazonギフト券の買取業者の両方に悪質な詐欺業者は存在します。
見分ける方法に関しては、買取業者のほうが簡単です。会社概要に運営会社名や所在地の住所、古物営業許可番号の表記があるか、買取率や手数料の表記が分かりやすく、見ただけで換金額が分かるかを確認してください。しっかりした会社概要と分かりやすい換金額の説明があれば、問題なく利用できる買取業者です。
現金化業者は、公式サイトを見ただけでは優良なのか判断できません。優良でも悪質でも、運営者情報はいい加減です。複数のレビューサイトの口コミを確認したり、実際に電話で問い合わたりしないと分かりせん。
参考記事:「安全なamazonギフト券買取サイトを選ぶポイント」
「クレジットカード現金化業者とamazonギフト券買取業者を徹底比較」まとめと注意点
クレジットカードの現金化業者とamazonギフト券の買取業者について比較してきました。共通のメリットは、自宅にいながらweb上の申し込みで即日中に現金化できることです。
- 運営体制の信頼性
- 換金率
- 現金化の手間
- 入金までの早さ
- カード会社にバレるリスク
- 悪質な業者の存在
買取業者が安心
買取業者は古物の営業許可を取得しており、安心して利用できる。
買取業者が高額換金
現金化に必要な経費の違いから買取業者のほうが高く換金できる傾向にある。
手間はほぼ同じ
現金化業者は商品を受け取る手間があり、買取業者はamazonギフト券を購入する手間がある。
時間はタイミング次第だが、買取業者のほうが便利
現金化業者は、問い合わせにないと詳細な時間がわからない。一部の買取業者は、常に最新の振込時間を案内している。
同じくらい低い
どちらも従来の商品券や新幹線回数券などより危険性は低い。
買取業者のほうが見分けやすい
買取業者は、運営体制や買取率などで優良か悪質かを簡単に判断できる。現金化業者は、優良でも正確な運営体制を隠しているので、非常に判断が難しい。
2つの現金化の方法を比較すると、買取業者のほうが現金化業者より利便性の高いことが分かります。amazonギフト券の買取業者を利用したほうが、高く安全に現金化できます。
ただし、悪質な買取業者を利用しないように注意してください。優良な買取業者を選ばないと、メリットを活かせません。優良な買取業者は、運営体制のページが充実しており、換金額が分かりやすいという共通の特徴があります。